研究課題情報

研究課題番号

日本の研究.com 研究課題ID 日本の研究.com : 963666

研究期間 2007年度 ~ 2008年度
(平成19年度 ~ 平成20年度)
事業区分
事業分野
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研究費情報

年度 年度総額
2007 2,500,000 円
2008 2,500,000 円
総額
5,000,000 円

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小林俊行

小林俊行

JSPS KAKEN MEXT 東京大学大学院数理科学研究科 教授 - 2007年度(H.19)
若山正人

若山正人

JST CREST JSPS KAKEN MEXT 九州大学大学院数理学研究院 教授 - 2007年度(H.19)
関口英子

関口英子

JSPS KAKEN MEXT 東京大学大学院数理科学研究科 准教授 - 2007年度(H.19)
伊師英之

伊師英之

さきがけ JSPS KAKEN 名古屋大学大学院多元数理科学研究科 准教授 - 2007年度(H.19)
真野元

真野元

JSPS 東京大学大学院数理科学研究科 研究員 - 2007年度(H.19)

1.研究目的.リー群のユニタリ表現論や,リー群およびその等質空間上の調和解析は,数学における重要で不可欠の分野として膨大な内容を持ち,他の様々な分野と緊密に関連しあって発展してきた.本研究の目的は,現在もなお活発な研究が続いているこの分野において,量子化に関係する等質空間上の調和解析に焦点を絞り,特に Berezin によって提示された枠組みに基づいて研究を行うと共に,相手国の関連する分野の研究者も他の資金で研究討議に加わってもらい,この分野,特に非可換調和解析における日露間の恒常的な研究交流の礎となることを目指す.

2.研究内容.正式の invitation を貰う等,ビザの手続を何度も個別に行うのは,ロシア国内の郵便事情等を考慮するとやや面倒であるので,2007 年度と 2008 年度にそれぞれ 1 回ずつ合計4回,日本とロシアでワークショップを開いて,数人ずつ一度に研究者を相手国に派遣し,本枠組み以外の相手国の研究者等も加えて研究交流を行うこととした.
(1) 2007 年 9 月 24 日〜28 日の Tambov 大学でのワークショップ.
27 講演があり,その内日本側派遣研究者は6人(内本経費では 5 人)で7講演,ロシア側参加者(本共同研究)は9人で 11 講演であった.本経費以外の経費でタンボフ大学に訪問中の G. van Dijk,G.Helminck の2名(オランダ)と M. Pevzner(フランス) にもワークショップに加わってもらい,上記以外のロシア国内からの参加者も含め,研究討議をより広い視点で研究を進めることができた.
(2) 2008 年 2 月 18 日〜22 日の九州大学西新プラザでのワークショップ.
20 講演があり,その内本共同研究参加者の日本人による講演は8名,ロシア側からの派遣は4名で4講演であった.近畿大学産業理工学部(福岡県飯塚市)訪問中の D. Arnal(フランス)もワークショップに参加し,関連事項の講演と共に,研究討議に加わってもらった.
(3) 2008 年 8 月 24 日〜30 日の東京大学玉原セミナーハウスでのワークショップ.
23 講演があり,その内本共同研究参加者の日本人による講演は9名,ロシア側からの派遣は4名で,3名の3講演の他に代表者の V. Molchanov には「Quantization on symplectic symmetric spaces」というタイトルで3回の連続講演をお願いした.本共同研究のテーマの過去・現在・未来にわたるサーベイ・トークである.
(4) 2008 年 9 月 23 日〜27 日の Tambov 大学でのワークショップ.
18 講演があり,本経費による日本側派遣の4名の4講演,ロシア側の本共同研究参加者6名の7講演,そして Tambov 大学の大学院生による講演も4枠設けられ,本研究の将来への継続を見据えたものとなった.
3.成果.成果の詳細は次々ページ以降に譲るが,4回開かれたワークショップのいずれにおいても講演は質の高い内容であり,活発な質疑応答がなされた.研究者としてデビューして間もない若手の発表も積極的にすすめ,また遠足や懇親会など,交流を促進するための社会的活動も企画され,当初の目的である本分野における今後の継続的な日露の研究者交流の基礎が築かれたといえる.